解約したら払った保険料より少ない金額しか戻ってこなかった!

保険会社は発生するであろう「死亡保険金」などの保険金の支払いに備えて、収入となる保険料の一部を積み立てています(責任準備金)。
解約時に「返戻金」として契約者に返ってくる金額は、解約時までに積み立てられた責任準備金という「積立金」の大半が戻ってくるという契約になっていて、戻る金額もあらかじめ決まっています。 でも、払い込んだ全額が戻ってくるわけではありません。
10年未満の解約では、それまでに払った保険料からの責任準備金が少ない場合が多く、契約後3年に満たない場合は支払われない場合もあります。 特に個人年金や長期継続する終身保険などの貯蓄型タイプは、満期に近づくほど解約返戻金が増えるため、早期で解約すると「損をする」といわれるのです。

また、最近増えてきた通販の定期保険では「責任準備金」を積み立てないで、返戻金をなくすかわりに保険料を最初から割安に設定したタイプのものも出てきています。